中国人民元

 最近ずっと円高が続いている。これはアメリカの通貨が全世界の通貨に対して弱くなっていることを意味する。原因はテレビマスコミ等で報じられているとおりである。アメリカの貿易赤字が拡大、アメリカの経済後退などが要因である。
私は現在中国にいるのでアメリカドルは関係ないと思われがちだが、実はそんなことはない。アメリカドルと中国人民元は切っても切れない関係でつながっているのだ。
中国に来たことのある人はわかるだろうが、中国人民元はアメリカドルにリンクしている。中国人民元とアメリカドルは固定相場なのである。すなわちアメリカドルが安くなれば中国人民元も安くなるのである。このため現在1ドル=102円台であるから、日本円から中国人民元へ換金するレートも良い。
現在国際的に言われているのが、中国人民元の切り上げ。これはまだ実現には至ってないが、中国の経済成長がここまでくると為替レートを固定相場にしておくのはおかしいのではないかという矛盾がうまれてくるらしいのだ。
いずれにしてもグローバルな観点からは、中国人民元は切り上げされるべきであるのだ。
これがもたらす影響については私もまだ勉強不足の段階なのではっきり断言できないが、中国人民元をもっておくことで、現在円高の水準にあり両替レートが良いこともあるが、将来的に損をするということはないであろう。
これはあくまで私の個人的な意見であるので、このコラムだけを読んで真に受けることのないように。仮に投資するならば「投資は自己責任」。これは鉄則です。
またうだうだと書いてしまいましたが、海外にいる私にとって円高は好都合ということです。


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